MTA (Message Transfer Agent)

Linux を使ったメールサーバー構築は、私にとって煩雑であり、厄介であり、クリティカルな領域の問題だと思う。一度、興味本位でメールサーバーの構築をかじってみたことがあるが、そのとき、私は脳味噌が溶け出して、耳から流れ出してしまいそうになった。

いまでは世の中に Google Apps というのがあり、これを利用すれば Gmail という安定したメールインフラを気軽に自分のものとして使うことができる。個人的な利用や、小規模の運用であればこれで事足りるのだが、仕事の関係で、メールインフラをきちんと理解し、構築する必要性が出てしまった。今度は、しっかり耳栓をして、溶けだそうとする脳味噌を押し留めるようにしなければいけない。

まず MTA (Message Transfer Agent) を選ばなければいけないのだが、実用的なものはなんだろうか? Google 検索で 1年以内の期間指定して、「MTA Linux」とかで検索してみた。

しっかり勉強するなら、Postfix が学習コスト対効果が大きいかもしれない。ちょうどオフィスに「Postfix 詳細」という技術書があったので、それを呼んでメールインフラ周りの仕組みを学ぶことにする。


MTA を含むメールサーバーの全体的な挙動イメージについては、次の通り。