Java EE 7 をインストールする【OS X 10.9(Mavericks)環境】

環境:OS X 10.9.2 Mavericks

Java EE 7 の環境を構築することになったので、その時の手順書です。
まず大前提の話として、OS X 10.9(以下、OS X)には、Java 1.6 が最初から入っています。

次のコマンドで Java のバージョンを確認できます。

$ java -version

OS X のシステムデフォルトの Java は次の場所に入っているようです。
(※ この辺りは OS X のバージョン変化によって、変更が激しいところなので、最新の状況は確かめるようにしてください。)

/System/Library/Java/JavaVirtualMachines/1.6.0.jdk/Contents/

Java EE 7 をインストール

Java EE 7 を入れる前に、JDK7 を入れる必要があります
JDK7 が入っていないと、Java EE 7 のインストールに失敗してしまうので注意。

JDK 7 をインストール

下記のサイトを開いて、次の手順で JDK 7 をインストールしてください。


手順

  • Java Platform, Standard Edition」の項の「Java SE 7u55」
  • 右枠に「JDK」という表示の下に「Download」というボタンがあるのでクリック
  • 今回は OS X 環境なので「Mac OS X x64」を選んでクリック()
  • ダウンロードが開始される


ダウンロードされた dmg ファイルをクリックし、
インストーラーの支持に従ってインストール作業を完了してください。



Java EE 7 をインストール(本番)

下記のサイトを開き、Java EE 7 をインストールしてください。

ダウンロード手順

  • Java EE 7 SDK Bundles without JDK」の項の、右枠の「Download」をクリック
  • Unix / Linux / Mac OS X」行の「java_ee_sdk-7-unix.sh」をクリックして Download
  • Download が開始される

インストール手順

  • 「~/Downloads/java_ee_sdk-7-unix.sh」にダウンロードされていると仮定
  • これは JDK と違い、インストーラーではなくターミナルからインストールしなければいけない
  • ターミナルを起動
  • ダウンロードディレクトリに移動
$ cd ~/Downloads/
  • 実行権限を付与する
$ chmod u+x java_ee_sdk-7-unix.sh
  • インストールする
$ DISPLAY=:0 ./java_ee_sdk-7-unix.sh
    • ↑の「DISPLAY=:0」がない場合、「This program requires DISPLAY environment variable to be set. Please re-run after assigning an appropriate value to DISPLAY.」というエラーが出てしまうので注意。
  • Java EEGUI インストーラーが自動で起動するので、それに従ってインストールを進める。

おそらく上記の手順で、インストールは完了すると思う。

$ java -version
> java version "1.7.0_55"
> Java(TM) SE Runtime Environment (build 1.7.0_55-b13)
> Java HotSpot(TM) 64-Bit Server VM (build 24.55-b03, mixed mode)

Java のバージョンを切り替える

下記の参考記事が詳しいですが、
Java のバージョンを切り替える方法についても簡単にまとめておきます。


最終的に、私は .bashrc に次の設定を入れています。

export JAVA_HOME=`/usr/libexec/java_home -v 1.7`

$ java -version
> java version "1.7.0_55"
> Java(TM) SE Runtime Environment (build 1.7.0_55-b13)
> Java HotSpot(TM) 64-Bit Server VM (build 24.55-b03, mixed mode)


もし、Java 6 にしたいときは、次のような感じ。

export JAVA_HOME=`/usr/libexec/java_home -v 1.6`

$ java -version
> java version "1.6.0_65"
> Java(TM) SE Runtime Environment (build 1.6.0_65-b14-462-11M4609)
> Java HotSpot(TM) 64-Bit Server VM (build 20.65-b04-462, mixed mode)

ちゃんと切り替わっているのが確認できると思います。




JAVA_HOME に何を設定するべきか?という議論については、ネットを調べているとかなりたくさんあり、正直なところ、私自身も正しい正解が何なのか、まだ判断できていません。
少し古い記事かもしれませんが、Apple から出している回答として「/usr/libexec/java_home」が戻す値を、JAVA_HOME に設定することを推奨されているようです。



なので、しばらくこの設定で作業をしてみようと思います。
何かこの設定で問題があった時は、こちらの記事に追記いたしますね。